アストルフォとは
ではまず最初にアストルフォというサーヴァントについて書いていきます。
アストルフォは☆4(SR)のサーヴァントでクラスはライダー。
FGOムック本の情報から参戦自体は前々から決まっていましたが、2016/3/9のホワイトデーピックアップにより正式に参戦。以降恒常サーヴァントの一人となりました。
元々はFate/Apocryphaに登場するサーヴァントの一人で、後に主人公と共に行動を起こすことになります。
このサーヴァント、こんな姿をしていますが正真正銘の男です。そのギャップから一部のファンから絶大な人気を誇っています。
さて、彼自体の詳しい解説は他に任せるとして、まずはこのFGOゲーム内での性能を見ていきましょう。
まずは最大ステータスから。
HPは11000弱、ATKは9000を超えないといったところ。ATKは同レアライダーから見るとワースト3位と低めで、HPもそこそこと言ったバランス型。
では次に聖杯天臨レベルマ+フォウマにした際のステータスです。
HPもATKも大幅に上がり、特にHPは下手なATK寄り☆5ライダーのHPを超えるほどに。詳しくは後述しますが、この高いHPによってより生存能力が強化されます。
では次にゲーム内で使用されるスキルについて。
まずはスキル1「怪力C-」から。
こちらは同クラスのメドゥーサと同じスキルで、1ターンの間、自身の攻撃力を上昇させます。
効果時間1ターンと短めですが、その代わり攻撃力補正が高いのが特徴で基本的には腐らなく、アストルフォの低いATKをカバーしてくれるスキルです。
チャージタイムは最短で5と回転率は早いため、宝具を放つときや、ブレイブチェインなどで起用するとその攻撃力を生かせるでしょう。
続いてスキル2「触れれば転倒!D」について。
こちらは敵単体をスタンさせるスキルです。単純ですね。ですがこのスキルを使う点として注意点が2つあります。
まず一つ目は確定スタンではない
同じライダーのメドゥーサの「魔眼」は最大までスキルを上げると(対魔力による失敗以外では)確定スタンとなりますが、アストルフォのこのスキルは最大まで上げても確定とはなりません。(スタン確率は上がります)
ですので、このスキルによる宝具回避には期待せずに他の使用できるスキルと合わせてお使いください。
二つ目はチャージタイムが長い
画像を見ていただくとわかりますが、最大強化してもチャージが8と非常に長い設定となっています。
積極的に使えるスキルではないので使用は慎重に。
そしてスキル3「理性蒸発D」について。
これがアストルフォの象徴でも言っても過言ではないスキルとなっています。
効果はスター獲得&スター発生率&クリティカル威力を確率で発生、及び効果を上げるというユニークなスキルとなっています。
勘違いされやすいのですが、このスキル自体でのバフ付与は確定ですがカード1枚毎及びターン終了後毎に65%の確率で効果を上げるバフを付与するスキルです。似たようなスキルは☆4ランサー フィン・マックールの「女難の美」が当てはまります。ですので、☆5ライダー オジマンディアスのスキル「太陽神の加護」による強化成功率アップでは発生率は向上しません。またスキルレベルを上げるとバフの倍率は向上しますが、確率は65%のまま据え置きとなります。
と、非常に運要素の高いスキルですが、最大強化時の倍率は非常に高くなるため、後述するクラススキルと合わさって非常に高いクリティカルを出すことも可能です。
他にもスキルレベルを最大することによって毎ターンスターを10個生成してくれるため、クイックのカードさえあれば、継続的にスターを生成するといった事も可能になります。
以上3つのスキルを紹介しました。スキルの上げる順番としてオススメは
理性蒸発 ≧ 怪力 > 触れれば転倒!
でしょうか。基本的に死にスキルは無く、単純な効果なのが多いため運用方法と相談して決めてみてください。
では続いて、クラススキルについて解説していきます。
まずは対魔力A。ライダーのクラススキルであり、敵からのデバフ耐性です。
ランクはAと高めに設定されており、ささやかな上昇量ではありますが何気にデバフを弾いてくれます。
続いて騎乗A+。こちらもライダーのクラススキルです。
こちらもささやかではありますがクイックカードの効果を高めてくれます。他のライダーにも騎乗はありますが、アストルフォは後述するカード構成により、特に相性が良くなっています。
最後は単独行動B。
数少ないライダーの単独行動で、クリティカル威力を向上させます。スター集中率が高いアストルフォにとって生かしやすいクラススキルとなっています。
では続いてコマンドカード構成を。
Q3 A1 B1とアサシンでよく見るようなライダー唯一のクイック特化となっており、前述した騎乗と組み合わさって高い威力を誇ります。
しかしhit数はそれぞれ Q=2hit A=2hit B=1hit EX=4hitと控えめ。なのでQ特化と言ってもスター生成が得意という訳ではありません。
しかしQ3枚ということで初手クイックに持っていきやすくあるため、別でスターを生成できるようなサーヴァントと組み合わせることで、カード構成を生かすことが出来るでしょう。
では最後に宝具について。
宝具は全体攻撃でATKは低いですが、Qカードによる倍率と騎乗スキルのおかげでそこそこの火力は保証されます。
特にこの宝具はライダー唯一の防御無視攻撃なので、術の修練場超級に登場する諸葛孔明や玉藻の前のような防御バフを連打する敵に対しては有効打を与えられるでしょう。
もう一つの追加効果として特徴的なのが、自身に3回分の回避状態を付与するというものです。いわゆる☆3ランサー クー・フーリンなどが持つスキル「矢避けの加護」の宝具版です。
この効果により、アストルフォは見た目以上に生存能力が高いサーヴァントとなっています。また、スキルではなく宝具であるため現実的ではありませんが、令呪を使用することにより(弱体解除等無ければ)1ターンは確実に耐える事が可能です。
もう一つの効果としてスターを獲得することができますが、これは100%でスター5個とささやかなもの。オーバーチャージを行っても100%増えるたびにスターは5個ずつしか増えないため、オーバーチャージを積極的に狙う効果は薄いでしょう。
これだけ強力な宝具を持っていますが、その反動なのかアストルフォはNP効率が非常に悪く、宝具の連打は他サーヴァントやNPチャージ礼装による補助が無ければ現実的ではありません。またアストルフォの唯一の特徴として被弾時のNP上昇量が1HITにつき1とかなり少なめに設定されているため、ターゲット集中によるNP貯めには期待できません。(他のサーヴァントはおおよそ1HITにつき3~5)
以上がアストルフォの性能となっています。この通り、低いNP効率とスター生成能力が災いして、アストルフォは弱い。と評価される場合が多いです。ですが彼の真骨頂はクリティカルと生存に特化した点で、他にはない性能をしています。
次回はアストルフォにオススメの礼装について解説したいと思います。